立ち上がる

STAND UP

動作が大変になる理由

立ち上がるには、身体を前へ傾け、足へ体重を移し、膝や腰を伸ばす力が必要です。
椅子やベッドが低すぎると、足腰に大きな負担がかかります。
また、手をつく場所がなかったり、動きやすい家具につかまったりすると、支えを失って転倒する可能性があります。
立ち上がった直後は姿勢が安定しにくいため、歩き出すまでの支えも必要です。

動作を支えるポイント

  • 椅子やベッドの高さを身体に合わせる
  • 足を床へしっかりつけられるようにする
  • 身体を前へ傾けるスペースを確保する
  • 安心して手をかけられる場所をつくる
  • 立ち上がった後の姿勢と歩き出しを支える

関連する福祉用具

  • 手すり
    据え置き型手すり
  • 固定式手すり
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  • 特殊寝台
    介護ベッド
  • 昇降座椅子
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  • 補高便座
    補高便座
  • 歩行器
    歩行器

福祉用具でできること

手すりを取り入れると、腕の力も使いながら身体を前へ移し、立ち上がりやすくなります。
介護ベッドや昇降座椅子などで座面の高さを調整することで、膝や腰への負担も軽くしやすくなります。
トイレでは補高便座などを活用し、立ち上がる距離を短くする方法もあります。
立ち上がった後に歩行器へ手を移せるよう、次の動作まで考えた配置が大切です。

活用例

  • 01
    ソファの横に手すりを設置する
    低いソファから立ち上がりにくい場合は、立ち上がる側に据え置き型手すりを設置します。足を引き、身体を前へ傾けてから手すりにつかまることで、ご本人の腕と足の力を使いながら立ち上がりやすくなります。
  • 02
    ベッドの高さを調整する
    ベッドからの立ち上がりが難しい場合は、端に座ったときに足裏が床へつく高さに調整します。ベッド用手すりと組み合わせることで、身体を支えながら立ち上がり、そのまま歩行器や車いすへ移りやすい環境を整えます。

介助する方へのメリット

  • 身体を引き上げる負担を軽くしやすい
  • 腰や腕にかかる負担を抑えやすい
  • ご本人の残っている力を生かせる
  • 立ち上がり直後の転倒を防ぎやすくなる
  • 次の移動動作へ誘導しやすくなる

安心できる環境を整えるために

立ち上がりに必要な支えは、椅子やベッド、便座など、使用する場所によって異なります。
座面の高さや足の位置、手をかける場所、立ち上がった後の移動方向を確認することが大切です。
ご本人が持っている力を生かせる福祉用具を選び、無理なく次の動作へ移れる環境を整えることで、介助する方の負担軽減にもつながります。